あなたが、こだわりを持ち続けながら、今よりも生きやすくなる秘訣。それは、なんだと思いますか?
こんにちは。キャリア・セラピストAiです。
今日は、《前回の記事》の続きということで、あなたが、こだわりを持ち続けながら、今よりも生きやすくなるための、もう1つの「減らす」という方法について書いていきたいと思います。
3.あなたにできること(続)
3.3 減らす②
こだわりを貫きたいあなたが、今より、もっと生きやすくなる方法。
それは、あなたのこだわりの数を減らすことです。
でも、こだわりを貫きたいという、あなたの個性は、ぜひ大切にしていただきたいと思うのです。
だからこそ、今日、この方法を、私はおすすめしたいと思います。
私自身、実際にこの方法で楽になったということもありますし、色んな方向から「心」のことを学んできて、その上で、おすすめできる方法だと思っています。
この方法を、一言で表すなら、『少数精鋭』そんな言葉が、一番しっくりきます。
あなたにとって、本当に本当に譲れないという「こだわり」だけを突き詰めて、それ以外は、捨てろとまではいいませんが、少しずつ緩めていくのです。
その緩める方法については、《前回の記事》を参考にしていただけると思いますので、今日は、その「こだわり」を絞る方法について綴っていきたいと思います。
○「こだわり」の絞り方
あなたがより強く、これだけは譲れないと感じる「こだわり」は、おそらく、あなたが持って生まれた本質的なものに近いこと、なのではないでしょうか。
その「こだわり」を認識するきっかけというのは、直感的なものだけでなく、今まで生きてきた中で、例えば大きく影響を受けた出来事や言葉だったりもするかもしれません。
けれど、その「こだわり」に気づいたきっかけというのは、元々あなたの中にあった何かに、心が反応した結果にすぎません。
あなたの核となる「こだわり」を見ていくとき、注目していただきたいのは、心の動きです。
あなたは、どうしてか分からないけど、心が痛む、苦しい、そんな体験をしたことがあるでしょうか?
もちろん、物理的にではなく、感覚的な話になりますが。
そういう、心の痛みを1つの指標にしてみていただきたいのです。
例えば、あなたの「こだわり」・・・ありたい姿であったり、実現したい夢、どうしても破ることのできないマイルール・・・
そういったものを書き出して、1つ1つ、それを手放す自分の姿を想像してみるのです。
大事にしてきた「こだわり」、いわば、あなたが生きていくための価値観を手放すというのは、大なり小なり痛みを伴うものですが、
その中でも、手放すことを想像したときに、心が全力で拒否するような、心が痛くて仕方ないような、そんな感覚に陥ることがあるのではないかと思います。
それが、頭で、あれこれ考えるよりも分かりやすい、あなたの中でより強い「こだわり」「信念」の見つけ方です。
感覚というのは、こういうとき、とても素直な反応を返してくれます。
そんな風にして見つけた、より強い「こだわり」だけは譲らずに、そこの軸を太く持って構え、それに集中していれば、その他の小さな「こだわり」は自然とやわらいでいったりもするものです。
だから、まずは、心の反応を見ながら、強い「こだわり」探しをしてみてください。
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○注意してほしいこと
ただ、ひとつ気を付けていただきたいのは、「信念」というのは、歪んだものである可能性もある、ということです。そのことは、知っておいていただきたいと思います。
あなたが見出した、強い「こだわり」であったり、「信念」であったりというものは、もしかしたら、あなたが覚えていないくらい幼い頃に、自分を守るため、もしくは、うまくこの世の中で生きていくために、獲得した思い込みである可能性もあるのです。
では、どうやって、その歪みに気づくことができるというと、今の時点では、気づくことは難しいと思います。
あなたがコレだ!と一度信じた、その感覚を信じてやってみるしかありません。
けれども、その過程で、あなたの信じてきたものが、あなたの本質とずれているものであった場合は、どこかにひずみが生じていきます。
「こだわり」や、「信念」の歪みに気づくことができるとしたら、このタイミングです。
何か、目の前の現実に、問題が生じたときです。
最初は、小さな問題かもしれません。でも、そのひずみを無視していると、それは段々と大きな問題となって、あなたの現実に現れるようになると思います。
気づくことができるタイミングは、人それぞれかもしれませんが、遅かれ早かれ、向き合わなければならないときがくるでしょう。
できれば、問題が小さなうちに気づきたいですよね。そのために、こういうことが起きる可能性というのを知っておくことも大切です。
自分のことって、分かるようで、分かっていないものですから。
○最後に
そう、自分のことって、分かっていないものです。
命が尽きる、そのときになっても、分からないかもしれない。
だから、今、分かり切ろうなんて思わなくて、大丈夫。
今のあなたが、一生懸命あなたと向き合って、信じた答えを、今は全力で信じて進んでいけば良いのです。
『トライ&エラー』という言葉がありますが、そうやって進んでみて、もし何かずれていたら、それはエラーという形で返ってきます。
そうしたら、そのときにまた、軌道修正して、その新たに設定した道を信じて進むことにトライしていけば良いのです。
完璧に生きようとしたって、自分にとにかくまっすぐに生きようとしたって、「人生、常に順風満帆!」
そんなわけにはいかなくて、逆風のときだって、嵐のときだって、おそらくやってきます。
想定外のことが、起きることもあるでしょう。
でも、そんなときでも、あなたの心の痛み、心の感覚が、1つの羅針盤となってくれることを忘れないでください。
そんな風に、心の声に耳を傾けるという習慣を、ぜひ、今から作っていってほしいと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
この記事の執筆者

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キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。
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