「こだわり」の強さゆえに、曲げることのできない自分に手を焼いていませんか?今日は、そんなあなたへの質問です。

こんにちは。キャリア・セラピストAiです。

今日からは、「こだわり」についてのお話をしていこうと思います。

就活においても、エントリーシートや面接で、あなたの「こだわり」を問われたことがあるかもしれませんね。

就活の中で、初めて自分の「こだわり」と向き合うことになる人も多いかもしれません。

 

人は、十人十色と言われるように、当たり前かもしれませんが、それぞれが、それぞれの「こだわり」を持っています。

多かれ・少なかれ、強かれ・弱かれです。

結構、この、 【多い/少ない、強い/弱い】というのが、ポイントになってくるかなと思うのですが、今日からは、その「こだわり」の強さゆえに感じてしまう生きづらさについて、考えていきたいと思います。

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1.社会に出て感じたこと

私が、社会に出てから感じたことの1つに、「柔軟である方が働きやすい(生きやすい)」ということがあります。

 

組織の中で働くということは、どんなに自分にあうと思って入った、大好きな会社であっても、会社の経営方針や上司の指示に合わせて動かなければいけないことの連続です。

右も左も分からない、新入社員のうちは、なおのことそうだと思います。

 

そんな中で必要になってくるのは、いかに自分の「こだわり」との折り合いをつけながら進んでいくかということです。

そのときに、自分の「こだわり」が強すぎると、とても働きづらかったり、生きづらかったりするのです。

これは、社会人になってからだけの話ではなく、就活においても言えることだと思います。

 

私は、自分の心に反したことをするのが、とても苦手です。その上、折り合いをつけるということも、とても苦手でした。

今でこそ、自分を苦しめる思い込みを少しずつ手放して、だいぶ生きやすくなりましたが。

20代の頃は、楽しかったですけど、でも、とても生きづらかったのです。

 

例えば、私は、ある企業で労働時間の管理業務をしていたことがあるのですが、

丁寧に仕事をやっていきたいという想いとは裏腹に、その業務は、私の中では、数字と時間との戦いでした。

今思えば、当時の私に、もっと時間的・精神的ゆとりがあったなら、各拠点の状況などをマネージャーさんと話す時間が持てたり、

大好きな人たちとの繋がりを大切にしながら、その仕事ができたのかもしれません。

 

でも、そのときは、毎週・毎月、全国のメンバーの労働時間をとりまとめて、それぞれの拠点にメールで投げることが精いっぱいでした。

仕事のスピードをあげ、生産性をあげること、それが私の成長のためであることも、上司がそういう私の成長を願ってくれていることも、十分に分かっていたのですが、

分刻みのようなスケジュールのもと、業務をこなす生活の中で、仕事に心をこめること、相手を感じながら仕事をするということがだんだんとできなくなっていきました。

 

そして、そんな自分が許せなかったのです。職場が大好きだったから、なおのこと、許せませんでした。

だから、職場も、人も本当に大好きでしたし、達成感のある毎日でしたが、長くは続けられないなというのも、心のどこかで感じていました。

 

当時は、そんな大好きな会社なのに、頑張りきれていない自分を責めていましたが、それから10年近くたった今は、自らを責めるでもなく、単純に、私の大切にしたかった私らしさと、方針が、どこかズレていたのだなと捉えることができるようになりました。

 

では、なぜ、そういう風に捉え方を変えることができたのでしょうか?

どうしたら、もう少し楽に生きられるようになるのでしょうか?

 

2.もう少し楽に生きたいあなたへの質問

「こだわり」が強い人って、月並みな言葉で表現するなら、器用に生きられないのです。

柔軟性のある生き方ができる人の器用さを羨みながら、でも、自分は、あんな風には生きられないとどこかで知っているのではないでしょうか。

 

「こだわり」に対するこだわり(こだわりの強さ)もある程度、持って生まれた素質のようなもので、そこは良い意味でも、悪い意味でも、諦めるしかない部分。

そう思います。

そして、その、それぞれが持つ「こだわり」の種類によっても、社会や組織の中で通用しやすいもの、しにくいものというのがあると思うのです。

 

「こだわり」が強いということは、何も悲観することではなく、それが長所になることだってあります。

 

とは言っても、今、現実問題として、自分の「こだわり」の強さに悩んでいるというあなたに・・・質問です。

 

 折り合いをつけるということを、自分への妥協のように感じていませんか?

そして、

そんな風に妥協する自分は許せない!と感じていませんか?

 

「こだわり」の強い人が、もっとも生きやすい場は、自分のその「こだわり」を全く妥協することなく、十分に活かすことのできる場に身をおくことだと思いますが、

100%妥協しなくて良い仕事なんて、きっと、なかなか見つからないでしょう。

 

では、どうすれば働きやすくなるのか、生きやすくなるのか、と言えば、あなたが変えることができることが、大きく分けて2つあると、私は考えています。

 

長くなってしまいそうなので、その2つについては次週お届けしたいと思いますが、それまでに、先ほどの質問について、ぜひ、あなたの心に問いかける時間をつくってみてください。

次回は、その質問から、あなたが少しでも生きやすくなるように考えていきたいと思います。

 

最後まで、お読みいただいてありがとうございました。

この記事の執筆者

キャリア・セラピスト Ai
キャリア・セラピスト Ai
キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。