自分の人生の波を知り、波を乗り越える。そんな処世術を身につけてみませんか?

こんにちは。キャリア・セラピストAiです。

誰にだってバイオリズムのようなものがある。私は、それを知ってから、生きるのが楽になりました。

 

波の大きさも幅(間隔)も人それぞれで、その波の乗り越え方も、人それぞれですが、月にも満ち欠けがあるように、海にも満ち引きがあるように、不景気の後には好景気が巡ってくるように、

私たちは生き物だから、良い時もあれば、悪い時もある、それが自然なのではないかと思います。

 

1.どんな人にも

先日、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、平昌オリンピック、男子シングルで、大きな怪我を乗り越えて金メダルを獲得しました。

大きな怪我を乗り越えて、練習再開後も痛み止めを使用しなければジャンプをすることも、着氷も難しかったという中で、これだけの滑りができる羽生選手は、やはり特別な才能を与えられた存在のようにも見えますし、

スケーターとしての技術はもちろんのこと、メンタル面においても、強靭な心を持っているようにうつるのではないでしょうか。

 

でも、そんな羽生選手でも、仙台であの大震災を経験し、スケートを続けていいのか悩んだこともあったと言います。

コーチも羽生選手の心の強さは、称賛していますが、自身は、メンタルはそんなに強くないと口にすることもあるそうで、金メダル獲得後の涙には、嬉しさだけじゃなく、大きな怪我を乗り越え、大きな不安に打ち勝ったその安堵感もあったのではないかと思います。

どんなに輝かしく見える人にも、悩みだったり、不安だったり、どん底のような暗闇を味わったり、そういうことがあるものです。

成功したから、輝くことができたから、完全に人生からそういうことがなくなる、というものではないのです。

 

ただ、違いがあるとすれば、その強さの秘密は、日々の努力による自信と、もう一つ、暗闇の中にいても、その先に光があることを信じられるかどうか、だと思うのです。

 

何もかもうまくいかずに、絶望感の中にあって、すべてを投げ出してしまいたくなるようなときも、その状態を受け容れて、無理矢理一気に這い上がろうとするのではなく、今できることを模索し、一歩一歩着実に積み重ねていく。

そうしていった先には、必ず上がれるときがくるのだと、乗り越えて、一段成長した自分を信じることができるかどうか。

生きていれば、悪い時だってあって当然。でも、その悪い時すら、いずれ糧にし、「あの経験があったから、今の自分がいる」と振り返ることができるという自信。

羽生選手の言葉を借りるなら、諦めようと思ったことは何度もあったけど、「しんどいからこそ、幸せが来るんだとひたすら待っていた」そうです。

そう信じられる心、それが人生を生き抜く強さの所以なのではないでしょうか。

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2.思い出してみる

もちろん、羽生選手の場合は、天性の才能、人並外れた努力と、実績、それに裏付けられた自信によるところも、大きいでしょう。

けれども、ここから、あなたが学び、取り入れることができることがあるとすれば、まずは、あなたの今までの苦しかったこと、どん底だったこと、そして、それを抜け出すことができた経験を思い出すことです。

あなたも、今までの人生の中で、何度もしんどい時期を経験をしてきたのではないでしょうか?

 

そのときは、もうどうしようもないくらい落ち込んだり、這い上がることができない気がしていても、時がたてば、乗り越えられていて、今がある。

だから、今は苦しいかもしれないけど、きっと今回も大丈夫。

そう思えるかどうかなのです。

 

波の底の時期にあるときは、余裕もなくなり、何をやっても空回りということになってしまいがちです。

その時期を、誰にだってそういう時期がある、こういう時期がある自分だってダメじゃない、まず、それを受け容れられるかどうか。

そして、過去の同じような状況を振り返って、今までの経験上、また浮上できるときがくる、と信じられるかどうか。

これってある意味、一つの処世術であり、生き方(思考)のテクニックだと思うのです。

だから、知っているかどうかで、人生の生きやすさが大きく変わってくると思います。

 

もっと言うなら、過去の乗り越えた経験をいくつか思い出したとき、その直前の浮上のきっかけとなった行動を思い出してみると良いでしょう。

例えば、がむしゃらに努力したのか、とにかく休息をとったのか、誰かにあったのか、浮上のきっかけとなる行動にも、あなたの傾向があったりします。

今、何をどうしたら良いのか分からないという場合は、そういうあなたの傾向に基づいた行動を優先的にとってみると良いと思います。

 

3.何もする気がおきないとき

とはいえ、今、何もする気がおきないという状況になってしまう可能性もあるでしょう。

そういうときは、どうしたら良いのでしょうか?

 

その場合は、今の状況をしばらく、そのまま受け容れましょう。何もしたくないなら、今は、何も行動しなくて良いと思うのです。

 

人間の幸福度というのは、人それぞれ持って生まれた基準値(環境などに関係なく、自分が「幸せ」と感じられる度合い)というものがあるそうで、すごく幸せな状況であっても、すごく不幸な状況であっても、しばらくすると、その基準値レベルの幸福感に戻ってくるそうです。

とても幸せな出来事があったときの気分の盛り上がりは、一時的でそう長続きはしないですよね?

そして、あなたの「普通(いつも)の」状態に近いところに戻ってくると思います。

 

それと同様、どん底のような暗い気持ちも、一時的なもので、そう長続きはせず、あなたの基準値に戻ってくるのだそうです。

ですから、行動を起こすこともしんどいような状況なら、動けない自分を責めずに、今は静かに時が過ぎ、少しずつ心が上向いてくるのを待ってみましょう。

もし、あなたが、今まで必死に焦って動いてきたなら、なおさら、少し休むということも、行動のパターンを変えることになり、それが状況を変えていくことにも繋がるのです。

 

4.最後に

〇 誰にだって多かれ少なかれ波はある。あなただけじゃない、ということ。

〇 闇の先には、光がある。あなたは、今までもそうやって乗り越えてこられた、ということ。

〇 時がたてば、普段のあなたの状態に戻ってこられる、ということ。

就活で、またこれから先、社会人として、大人として歩んでいく中で、苦しくなったときは、ぜひ、それを思い出してほしいと思います。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

この記事の執筆者

キャリア・セラピスト Ai
キャリア・セラピスト Ai
キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。