自己肯定感を高めるための、最大のポイントとは、何だと思いますか?

こんにちは。キャリア・セラピストAiです。

今日は、前回の記事の続きとなりまして、『自己肯定感を高めていく方法』について、書いていきたいと思います。

前回の記事をまだお読みでない方は、コチラの記事からお読みください。

 

『日刊こころ』でお届けしている就活記事は、『自分を知る教科書』がベースになっていますので、ぜひお時間あるときに、あわせて読んでみてくださいね。

さて、前回の記事で「自信を壊される不安」という表現をさせていただいたのですが、学生時代まであなたを支えていた自信が、就活をすることや社会に出ることによって壊されるかもしれない・・・。

それは、あなたにとって、怖いことでしょうか?

 

確かに、そのときは、落ち込んでしまったり、ツライ経験に感じることもあるかもしれませんね。

でも、当時の私自身のそういう経験を、今、振り返ったとき、それは悪いことでもなかったなぁと思えるのです。

 

むしろ、就活や社会に出て壊れてしまうような自信なら、それは自信というよりも、過信だったのだと思います。

学生時代までの狭い世界では通用したかもしれませんが、就活や社会においては通用しないということ、それは、自分の力を正確に把握できていなかったということ。

もし、あのとき、自分を過信したまま過ごしていたら、多分、実力も伴わないまま、傲慢な私になってしまっていたような気がするのです。

 

私自身もそうでしたし、あなたもきっと、社会に出て、何かの場面で、自分の力不足に不甲斐なさを感じたり、落ち込んだりすることがあると思います。

そんなときに折れない心を、少しずつ、一緒につくっていきましょう。

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3.「諦める」ということ

私が、自己肯定感の低い状態から脱することができた理由は「諦めることができたから」。それに尽きます。

 

「諦める」と自己肯定感が上がるだなんて、なんだか不思議な気がするかもしれませんね。

でも、実際にそうやって、私は自分を認めることができるようになっていったのです。

 

3.1 他者との違いを明らめる

あなたは、「諦める」の語源をご存知ですか?以前、別の記事にも書いたと思うのですが、諦めるの語源は、「明らかに見る」ことだと言われています。

 

自分を明らかに見て、他者との違いを明らかに見ること。

自分を完全に理解するなんて不可能だと思いますが、それでも、この意識を持って見られるようになったことで、私は自分を認めてあげることができるようになりました。

 

私の自己肯定感が最も低かったのは、社会人3年目の頃でした。私はその頃、憧れの会社に中途で入社することができ、人にも恵まれて、大好きな会社で、楽しく、とても充実した日々を送っていました。

自分から見ても、傍から見ても、あの頃は勢いもあったし、輝いていたなと思います。でも、自己肯定感はドン底でした。

なぜか?

 

これは、今だからそう思えることなのですが、「場」があっていなかったから、だと思います。

本当に大好きで楽しい職場だったので、当時の私が、もし誰かにそんなことを言われたら、絶対否定していたでしょう。

ですが、よく恋愛でも自分にないものを持っている相手に惹かれるとか、言いますよね?要はそれと同じだったのだと思います。

 

その会社で働く人たちの多くが、私の憧れの対象でした。私にないものを持っていたから。(これも今だから分かることで、当時はそんなことには、気づけませんでした。)

私にないもの、それはスピード感だったり、失敗を恐れずとにかく動く行動力だったり、組織の変化に柔軟に対応していく力だったり。

そういうものが、そこで働く人たちには、ありました。そして、そこで出逢った人たちは、仕事もできて、人間的にも尊敬できる方ばかりでした。

 

だから、私にとっては、みんなが「すごい」人であり、追いつけない存在で、そういう素質を持ち合わせていない自分にダメレッテルを貼ってしまったのです。

その一度貼ってしまったダメレッテルは、結婚を機にその会社を退職した後も、なかなか取り払うことができませんでした。

その時に生じた自信のなさは、その後も焦りという形で、私の心の中にくすぶり続けることになりました。

 

私の焦りがピークだったのは、妊娠中で、自分の力が社会では通用しないと思い込んでいた私は、こうして仕事から離れている間にも、どんどん同世代の頑張っている人たちに差をつけられ、取り残されていくという焦りがいつも心の中にありました。

その「ダメな自分」と「焦り」をどう克服していったのかお話する前に、この経験から、一つあなたの心に問いかけて欲しいことがあります。

 

今、あなたの憧れているその会社、その社会人像というのは、あなたの中に「ある」ものを反映したものでしょうか?

もし、あなたの中に「ない」から惹かれているのだとしたら、もう一度、その選択で良いのか、自分に問いかけてみてほしいのです。

 

「ない」から、その苦手を克服したい!そういう意志を持って、敢えて挑戦するというのも一つの選択ですし、「ない」ものを求められる場というのは、確かに自分をひと回りもふた回りも成長させてくれます。

ただし、そこで働き続けるということには、劣等感や心への大きな負荷がついてまわるかもしれないということ。

そんな覚悟もしながら、挑戦という選択をしていただきたいと思います。

 

3.2 「ない」ものを諦める

先日、東京ドームで行われた、あるアーティストのコンサートに行ったのですが、そこで、こんなことを思いました。

そのグループのコンサートは、これまでも何度か行ったことがあるのですが、いつも日本でも最新レベルであろう技術で彩られた空間と演出で、魅了してくれるのです。

当日、最も目立ち、輝いて見えるのは、もちろんそのアーティストなのですが、この夢のような数時間を創り上げるために、どれほどの人たちが、それぞれの形で携わっているのだろうかと、そんなことを、考えていました。

パッと考えつくだけでも、照明、映像、音響、衣装、ペンライトの制御技術、オーケストラ、会場設営などなど。

 

当日、そのメンバーの輝きの後ろでは、それぞれが、それぞれの仕事に誇りを持って、自分の技術を駆使して、最高の空間を演出するために頑張っているのだと思うのです。

誰が優れていて、誰が劣っているとか、そんな優劣ではなく、表舞台に立つ人には表舞台に立つ人の、裏で支える人には裏で支える人の役割があって、それぞれがプロ意識を持って創り上げている空間。

まるで、1つ1つ形の違うピースがうまくはまり合って、大きな1つの絵を完成させるパズルのように感じました。

 

確かに表舞台に立つ人は、華やかに見えて、その様子に憧れを抱く人も多いでしょう。

ですが、じゃぁ、自分が本当に心からそこに立ちたいのか、そこまで目立つ場所に身を置きたいのかと問われると、どうでしょうか?

憧れは、必ずしも、あなたの心が本当に望むものであるとは限らないのです。

 

あなたの元々持っている素質、あなたの魅力を最大限に活かせる仕事が、もしかしたら、他にもっとあるのではないでしょうか?

あの人はカッコいいし、憧れるけれども、自分にはその要素は、あまりない・・・だから、自分は自分の持ってるもので勝負しよう!という考え方。

 

勝負とは言っても、勝ち負けではないですが、【「ない」ものは諦めて、「ある」ものを活かしていく】そういう覚悟が決まると、劣等感に苛まれることが格段に減っていきます。

それぞれが、それぞれの「ある」を活かせる場所で輝ける社会。そんな社会、素敵だと思いませんか?

 

3.3 それでも挑戦すること

とはいえ、これらのことを知識として理解しても、なかなか心がついていかなかったり、

「あなたには、あなたの魅力がある!」なんて、言われても、やっぱり欲しいのは、あの人と同じような輝きだし…と、なかなか腑に落ちなかったりすると思います。

諦めきれなければ、挑戦してみれば良い、心から納得できないのなら、納得できるところまで挑戦してみれば良いのです。

確かにそれは、効率の良い方法ではなく、回り道かもしれないけど、すべてが体験を通した深い学びとなり、あなたの幹を太くしてくれます。

 

ただし、元々、ある要素を70持ってる人が30頑張れば100になりますが、10しか持ってない人は30頑張っても40にしかなりません。

その30の頑張りの質だって、最初が70の人と10の人では差がつくことでしょう。

100に追いつくには、単純に考えても90以上の努力が必要なわけで、ほとんど「ない」ものを「ある」に変えようと思ったら、それをカバーするだけ頑張る必要がありますし、それは並大抵の努力じゃないことを心しておく必要はあります。

 

それでも、自分で納得できるまで、挑戦してみれば良いと思います。

結果は出にくいかもしれませんが、出ないと決まったわけではないのですから。

やってしまったことへの後悔と、やらなかったことへの後悔、あなたはどちらに悔いが残るでしょうか?

そんな風に自分に問いかけてみるのも良いかもしれませんね。

 

挑戦するという選択も、それは諦めて違う道を模索するという選択も、あなたがあなたの心に問いかけて、考えて選んだものであれば、自信を持って進んでみましょう。

だけど、もしも、その選択で、もがいてもがいて、劣等感に打ちのめされて、苦しくなってしまうようなことがあったなら、

そのときは、あなたに「ある」ものを見つけること、それを活かすことに集中すること、それを思い出してください。

 

不思議に思うかもしれませんが、あなたの中の「ある」を認められるようになると、自然とあなたの「ない」も劣等感を感じることなく認められるようになってきます。

そして、自分に「ない」ものを持っている周りの人のことも、僻みとか妬みとかではなく、素直に認められるようになっていくのです。

 

3.4 自己肯定感が上がるということ

自己肯定感が上がるというのは、自分を過信することでも、自信ゆえに傲慢になるということでもありません。

自己肯定感が上がることの究極は、何もなくてもここに存在して良いんだって自分に対して思えるようになることだと、そんな風に思います。(実際には、何もないなんてないし、何かしらのカタチであなたは誰かに貢献しているのですが。)

 

まずは、自分に「ある」何かを、ほんの小さなことでも認めてあげられるようになること。

自己肯定感が上がっても、誰かに対する憧れや羨ましさは、完全には、なくならないかもしれません。

でも、自分はあの人とは違うから、自分らしく輝いていこう、自分らしい価値を社会に提供していこう、自分らしく人に貢献していこうという、良い意味での諦めと覚悟。

それを意識して過ごしていたら、少しずつ自己肯定感は上がっていくのです。

 


さぁ、ここまでお読みいただいて、自分の「ある」を探したくなった方もいるのではないでしょうか?

次回は、そんなあなたと一緒に、その「ある」を見つけることについて、考えていきたいなと思います。

 

今日も最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

 

この記事の執筆者

キャリア・セラピスト Ai
キャリア・セラピスト Ai
キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。