寒くなってくると余計にひどくなるようにも感じる肩こり。

冬だけではなく、今は夏の冷房でも冷えて肩こりを感じる方が多いようです。

なぜ、寒いと肩こりがひどくなるように感じるのか知っていますか?

首は体の温度センサーと言われていて、首が冷えると無意識に肩を上げて首を縮めて首を温めようとするので肩が凝りやすくなります。

1.体のどこを温める?

首が冷えるのなら首を温めれば肩こりは解消されるように感じますが、首を温めるだけではやはり肩こりは解消されにくいです。

なぜ首を温めるだけだと解消されないのでしょうか?

首を温めるのはもちろんです。首をまずは温めるのが大切ですが、肩が凝るまで首が冷えていたとなると首はセンサーですから体も冷えていることになります。

首がセンサーとなり体を冷やし過ぎないようにしているのですが、首が冷えて肩までかたまっていると、もちろん体も冷えていることが多いです。

体が冷えてしまったら効率よく温めるのは、「」です。

腰という漢字を分解すると「月」と「要」になります。「月」は体を表すとも言われていますので、腰は体の要となります。

腰を冷やさないように、腰を守るために血液は腰へと優先的に血液を送ります。

例えば、雪山で遭難した時に「寝るな!」というセリフを読んだり、聞いたことはありませんか?体が冷えてくると脳の機能を落として脳へいく血液を減らして腸へと血液を回します。

体は最終的に「脳」ではなく「腸」を守るようにできています。腰の辺りには内臓がたくさん詰まっています。血液を腸へ送るようにすると内臓に血液が回ります。手や足の先の方へ血液も制限するので凍傷になります。

体は「腸」を温めることを優先するので、冷え性の方は手足が冷えているというよりも「腸」が冷えているとも言えそうです。

「腸」を温めるためには腰を温めるとその奥にある「腸」も温まってきます。ちなみに「腸」からはセロトニンという幸せや満たされた気持ちになれるホルモンが90%以上作られますので、人は「腸」が元気だと幸せに生きられそうですね。

話しがそれてしまいましたが、温めるのは首だけではなく「腰」を温めることも大切です。

2.どうしたら体は温めることができるのか?

体を動かしたら温まります。と書くと当たり前だよとな。と終わってしまいます。

体のどこを動かすのか?

どこだと思いますか?

私は、体操教室をしていて色々な運動や体操を取り入れています。20代から80代まで同じ30分の体操をすることもあるので、簡単で汗をかけることはないかな?と工夫をするのですが、特にここを動かすと汗が出やすいと感じる場所があります。

背中を動かすと体が熱くなり汗をかきやすくなります。

肩甲骨の間には、脂肪を燃焼させる褐色細胞があると言われていますが、この細胞は脂肪燃焼よりも体温コントロールをする細胞の陽です。何年も前に肩甲骨を動かすのは良いと聞いてから動かしていましたが、この細胞があるからなのかはわかりませんが、体があたたまりやすいです。

なぜか?

褐色細胞があるからだと思っていましたが、よく考えてみると背中の筋肉を動かすということは、表裏セットで筋肉は動くようにできているので背中の反対側にある胸の筋肉も一緒に動きます。

私たちの体のバランスを考えてみましょう。

胸や背中がある体幹があり、そこから首と頭、手そして足がついていますので、真ん中にある胸や背中の筋肉を動かすことによって大きな筋肉が総動員で動き出します。

特に、運動をあまりしないで事務仕事ばかりしている人は前かがみになり、背中が固まって肩こりを作り出しています。

背中を動かすことで心臓の周りにある、胸や背中が動き出します。背中を意識して寄せるようにすると普段は、肩こりで引っ張られていて動かされることのなかった背中が動き出します。背中の筋肉も何重にも重なっているので、背中が動き出すことによってたくさんの筋肉を動かすことができます。

筋肉が伸びたり縮んだりすることによってそこに血液や酸素などが送られていきます。筋肉が伸びたり縮んだりするためにはエネルギーが必要となるので、筋肉を動かすと熱が生産されます。

大きな筋肉、背中や胸を動かすことで心臓や内臓のある腰のあたりまで熱が作られやすくなっていきます。

肩こりというのは血液が送られなくて、硬くなっていることが多いですから、背中の筋肉が動くと肩や首へと血液が送られやすくなります。

3.猫背も肩こりの原因になる。

猫背という姿勢はどういう姿勢でしょうか?

猫背というのは背中が丸くなっている状態ですよね?この背中が丸くなっている状態は、背中の筋肉が引っ張られている状態にもなります。

私たちの体は、もともと前面の筋肉が強く作られています。前面の筋肉は胸側の筋肉になります。生まれてくる時に縮こまって育ってくるように、前へと縮こまる方が楽です

パソコンやスマホ、勉強する時も前かがみになることが多く、前にあるものに集中するために首が前へ落ちます。その首を支える筋肉は前面についていないために後ろにある背中が引っ張る状態で固まっています。

私たちの血液は筋肉が伸びたり縮んだりすることによって全身へ送られるようにできていますので、同じ姿勢でいることを好みません。

猫背は背中の筋肉が伸びている状態。伸びたままで固まっていると縮む力が落ちていきます。背中の筋肉を動かすことで猫背を解消していくこともできますが、背中の筋肉だけを縮ませると困ったことが起こりやすいです。

普段運動しない人が、背中だけを縮めて良い姿勢になろうとすると何が起きるでしょうか?

私は高齢者の体操教室もしていますので、良い姿勢になろうと思って胸を張るようにしているという声をよく聞きます。そして同じくらいに胸を張るとどこかが痛くなるという話も聞きます。

が痛くなります。前へ落ちる姿勢に慣れているということは腹筋やお尻の筋肉も使えなくなっていることが多い。特に腹筋は長い筋肉でお腹の真ん中についている腹筋は肋骨の下から恥骨までついています。

猫背になると真ん中についている腹筋の上の方は刺激されやすいので使えるというか、縮んでいることが多く、そして腹筋の上の方を鍛える方が多い。

腰が痛いからと腹筋の上の方を鍛えてもあまり効果がないと私は思っているのですが、やりやすいことと有名なことそして腹筋と言うとだいたい体を起こす腹筋を勧められるので上の腹筋を鍛える。

ぽっこりお腹は下の方なので、脂肪がついている周辺の筋肉は使われていない証拠ですから上よりも下のお腹を使えるようにした方が良さそうだと私は思っています。

胸を張るということは背中を寄せるということになります。背中を寄せると背面にある筋肉も一緒に縮まりやすくなりますが、この時に腰の周辺の筋肉を意識して縮めないために腰が縮まり腰が痛くなるということが起きます。

それを防ぐためにどうしたら良いのか?

猫背を予防するためには、内モモや下腹部と一緒にお尻を動かすことが必要になります。

お尻だけ鍛えると、お尻が硬くなりすぎ神経痛などを発症しやすくなり足のしびれなどを生み出しやすいので、内モモがまず先です。

内モモもヒザの近くではなく、股の下の内モモです。

なぜならば、ヒザの近くの内モモを鍛えるとヒザの内側に力が入りやすくなり、ヒザの内側を痛めやすくなるからです。そして同じ内モモでも股の下を使えるようにすることで骨盤を閉じる筋肉も一緒に鍛えることができます。

骨盤をしめることで、腰が安定して背中にも力が入りやすくなり猫背を解消することができます

そして骨盤周辺の筋肉が安定することで内臓へも血液が行きやすくなるので、冷え性も改善され首が冷えにくくなっていくので、肩こりの予防にもつながります。

肩が凝っているからと肩周辺を動かすだけよりも骨盤周辺から腰や背中、下腹部の筋肉を伸ばしたり縮めたりするだけで体は温まり、血液循環も良くなります。

3.筋肉は動いているのか?

体を動かすと当たり前のように筋肉が動いていると思いますが、バランスよく筋肉というのは動いていません。

バランスが悪くなり気に入った筋肉を無意識に使うことで体のバランスも悪くなっていきます。骨盤が歪んでいたり、肩のラインが曲がっているのは筋肉のバランスが悪いからとも言えます。

筋肉がうまく使えていないままで体のトレーニングをしても使えている筋肉ばかりが増えていきます。

スクワットをするにしても、無意識に右重心になっているとスクワットしている時に右へほとんどの体重が乗っているので左側の足はほぼ鍛えられないで終わってしまい、左右差が大きくなっていることが多いです。

動かせば筋肉がつくわけではなく、動かしたい筋肉を意識して動かすと体は効率よく変わっていきます。負荷をかけなくてももともとの筋肉が動いていない人は意識することである程度の効果を出すことができます。

筋肉が動く仕組みを簡単に説明すると脳から動かしますという指令が出ます。指令は電気信号で出ますので動かす筋肉にその信号が届くと伸びたり縮んだりします。

指令が出ているのですが、動かす時に必要な筋肉に必ず届くわけではありません。

脳梗塞などで麻痺が残ってしまった方のリハビリをしてきましたが、信号を届ける受信機に不具合が出てしまってうまく届かないがために動きが制限されているので、曲げようと思っても脳からの指令が届きません。届かせるためにもう一度プログラムしなおす必要があります。脳からの信号を受け取れるように、動かしたい筋肉を外から刺激して脳の信号と一致させるようにしていきます。

一致してくると少しずつ動き出していきます。が神経の回復は1日1ミリと言われてもいるので刺激をしながらプログラムし直して良く必要があります。

この手法を使って、健康の人の体も同じように刺激してから動かすと脳からの刺激が届き、体が動きやすくなります。

特に、筋肉が動いていない人は効果をすぐに感じられます

刺激をどうやって入れていくか?叩いてから動かすという単純作業になります。

本日のテーマは肩凝りですから、肩を叩いてから肩を上げるという動作をするだけです。

ただし、先ほども言いましたが猫背になっていると胸の筋肉が縮み、背中が伸びている状態になっていますので、問題が出てきます。

どんな問題か?

肩が胸の方へと引っ張られているので、肩の関節の位置が正しくないために肩の筋肉がうまく動かないという問題が出ています。

私たちの体の中で肩の関節のみが筋肉に頼っています。重力で下へ引っ張られる腕を肩の筋肉のみで支えているので肩の筋肉は伸びやすく硬くなりやすい傾向があります。そのために肩凝りになりやすいとも言えます。

こう考えてみると肩こりも複雑ですね。

猫背で胸側へと肩関節が中へ入っている状態から背中の方へと戻したいので、肩を叩く前に背中を叩いて背中を寄せてから、肩を叩いて肩を上げるとより効果が出やすいです。

手のひらで叩くことによって刺激されるので、発汗作用も高まります。

叩く動かすという行動だけで、体の変化は劇的に上がります。

叩いて動かしただけで、歩きやすくなる、肩が上がりやすくなる、呼吸が楽になる、椅子の立ったり座ったりが楽になる、痩せたというお声をいただきます。

この時に、必ず守って欲しいことは、痛い動きはしない。痛みが出ているということは、炎症を起こしているので、我慢して動かしていると炎症がひどくなります。

痛みが出ていても動かさなくてはいけないのは、病院でのリハビリのみです。自分でやるのに痛みを我慢してまで動かしていると筋肉が防御反応で硬くなりますので、違和感もなく痛みも出ないところでゆるゆると動かしていただくことをお勧めいたします。

 

 

肩こりを解消するには、背中を意識して動かす。


腸を温める。今回は触れませんでしたが、腸を温めるには下腹部を膨らませる腹式呼吸がお勧めです。


筋肉はバランスよく動いていないので、動かしたい筋肉を叩いてから動かして血行を良くする。

 

 

血液の巡りが悪いと肩は凝りやすくなります、深呼吸をすると酸素を取り入れます、酸素を体へ送るためには血液に乗せて運びますので、深呼吸をしていただくだけでも体は動き出します。深呼吸をすると肺の周辺にある胸や背中の筋肉が伸びたり縮んだりしますので、肩こり解消には簡単にできるかもしれません。

集中力を上げるのにも一役買ってくれますので、肩が凝ってきたと感じたら深呼吸もしてみてください。

あなたの体はあなたしか守ることができません。この体は取り換えることもできませんので、ぜひ日々の簡単なケアをしてあげてください。

ちょっとしたコツで動かしやすくなります。80歳90歳でも体は変わっていますので、年だからと言わずに動かしてみてください。

時間が無いからと何もしないより、時間が無いからこそ普段の生活で深呼吸をする。お風呂の時にせ中を寄せてみる、寝るときに腹式呼吸をするなど1分もかからないでできることばかりです。

がんばろうとしないで、普段の生活に何かを取り入れてみてください。

この記事の執筆者

井上千花

井上千花
潜在意識コーチ 井上 千花(ちぃ)

20代から引き寄せの法則にはまり没頭するも、なんら人生が変わることが無かった経験から、現実世界を意識すると共に、潜在意識などを1から実践。
さらに、20年以上治療家として1万人以上のセッションを通して「誰でも奇跡を起こすことができる」ことを確信する。現在ではコーチとして活動中。過去の自分のように悩む方のために心と身体のサポートに力を入れている。