こんにちは、佐藤小雪です。

 

私が摂食障害だった頃、一番の恐怖だった事は理性のきかない過食衝動です。私の場合は、拒食→過食→過食嘔吐という流れだったのですが、そのどの時期にも理性のきかない過食衝動に襲われておりました。痩せたいと強く願い、痩せる為にたくさんの努力をしているのにも関わらず、過食衝動は常に私のそばにいて、私に過食をさせようと、私のどこかにある過食スイッチを押して、私に過食をさせてしまうのです。当時はそのスイッチがどこにあるのか分かりませんでしたが、摂食障害を治すにあたり、私自身が紐解いてきたことをこちらでお話できたら良いなと思っております。

 

〈こちらも合わせて読んでみてください〉
・摂食障害を治すと決めたあたなに伝えたいこと①
・摂食障害を治すと決めたあなたに伝えたいこと②

 

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◯過食衝動の根っこは脳にある

 

まず、結論からお話しますと、過食衝動を起こしているのはあなたの意志の弱さではなくて、あなたの脳の働きなのです。もちろん、ストレスからの場合もありますけど、だいたいは脳の働きを理解して行動してみると、徐々に過食衝動は改善されていくことが殆どです。それでは今回は、脳との関係性について少しずつお話しさせて頂きますね。

 

では、どういった方が脳からの過食衝動を引き起こしているのかと言いますと、下記の特徴に当てはまる方です。

・代償行為をしている方(過食をした次の日は絶食とか、夜に過食をする前提で朝昼を抜くとか)
・極端な食事管理をしている方(食事量が少ない)

・晩年ダイエッターの方(長い間ダイエットに依存して食事制限ダイエット繰り返している)

 

上記3つの項目に当てはまる方というのは、食事に対してとてもシビアに考えており、摂食障害の方は特に、長い間、食事制限や食事管理を徹底している方が殆どですので、十分な栄養を脳に送ることができていないのです。その中でも炭水化物が摂取できていない事というのが結構大きな要因になってくるのですが、そのお話をさせて頂きますね。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、炭水化物というのは、脳のエネルギーの源です。脳は炭水化物などの糖質を多く摂取して、そしてそれを原料として働いてくれているのです。例えば、私は今この記事を書いていますが、どうして今この記事を書くことが出来ているのかと言いますと、まず頭で「今日は過食衝動と脳についての記事を書こう」と考えたからです。考える事って、今の私のように「記事を書く」という具体的な事ではなくても、いつも普段から無意識にしていることなのですが、考えることや思考することは、脳があるからできる事ですし、考える事や思考する事で脳を使っているという事は、そのとき脳はエネルギーを消費しているということになりますよね。

 

そして、こうして今私がパソコンに向かってキーボードで指を動かしていることもそうなのですが、こんな風に無意識に動いている体は、脳が私たちの体に指令をしてくれているから体が動いているのです。という事は、普段何も考えずに行動してる事も脳があってこそですし、脳はそのたびにエネルギーを消費しているのですが、ということは、無意識に頭で考え、無意識に行動する事で脳は常にエネルギーを消費している事になるのです。

 

私たちが何も考えずにただ生きているだけでも、脳はとてもエネルギーを消耗しているということがわりますよね。ただゴロゴロしている時だって、無意識に頭の中では思考が飛び交っておりますから、それだけでも脳のエネルギーは消費されております。

 

こんな風に、私たちが普段から常に繰り返してる、「思考する」「考える」「体を動かす」という事と、脳の働きというのは密接な関係があります。「今日の晩御飯は何にしようかな〜」と考え、「今日はカレーライスにしよう」と決め、カレーを作るという行動の全てに、脳が関わってくるのです。

 

前置きが長くなってしましましたが、何が言いたいのかと言いますと、脳は私たちが生きて行くために欠かせないものなのですし、脳は常に私たちの望みを叶えてくれているのです。思考すること、考えること、体を動かすこと。もっと言うと、幸せを感じるのも、幸せを感じるためのホルモンを脳が受け取ってくれるから、心で幸せを感じることが出来るし、脳は見えないところで、いつでも私たちの味方をしてくれているのです。

 

◯脳はあなたを守ってくれている

 

そんな大切な役割をしてくれているのが脳なのですが、極端な食事管理や食事制限をすることによって、必要な栄養が脳にエネルギーが行き渡らないことが続くとどういう事になるのかと言いますと、脳は私たちを守るために防衛反応を起こします。それが過食衝動です。

 

先ほどもお話したように、脳は私たちが生活するためには欠かせないものです。脳は私たちの生活を支えてくれております。「思考すること」「考えること」「行動すること」を常にしてくれているのですが、極端な話、この3つが出来なくなると「死を意味する」ということでもあるのです。

 

脳に栄養が行き渡らないと、脳は動くことが出来なくなってきます。そうなると脳は危機感を覚え、そしてあなたを守ってくれようとします。脳が十分に働くことができて、あなたは生きていけますよね。脳はあなたが生きていけるように、あなたを守るために、「糖質をください」と働きかけ、あなたを餓死から守ろうとしてくれるのです。

 

これが、脳と過食衝動の関係性です。脳は、あなたを守ろうとしてくれて、過食衝動を起こしているわけなのです。
過食衝動は敵だと思われがちですが、脳はあなたを守るために必死に呼びかけてくれているのですよ。

 

なので、食事量を少なくすればするほど、脳はもっと防衛反応を起こしますし、嘔吐すればするほど、あなたを守ろうと過食衝動を起こします。代償行為を続けることも同じです。

脳はいつでもあなたを見守ってくれているのですよ、あなたの命を守るために。

 

 

それでは次回は、代償行為をすることの落とし穴について、具体的にお話させて頂きます^^

最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^

 

 

この記事の執筆者

佐藤小雪

佐藤小雪
10歳でダイエットを始め、気がつくとダイエットに依存し、20代半ばで摂食障害を発症、29歳で完治。摂食障害克服後、「私は生き辛かったんだ」と本当の意味で気づき、受け入れ、向き合う。
現在は瞑想をライフワークとし、こころについて学び続けております。
摂食障害、親子関係など、様々な経験から”こころ”についてお話しさせて頂きたいと思っております。
あなたの”こころ”に小さな光を灯す事が出来ましたらとても嬉しいです。