肩こりというのは、どういうことでしょうか?

凝りというのはどういう状態だと思いますか?

簡単に言うと、凝りと言うのは血液の流れが悪くなっている状態です。血行不良です

1.肩こりができるメカニズム

肩こりが増えてきた理由としてパソコンや携帯があげられます。パソコンや携帯をしている時は首が前へ落ちていることが多いです。

画面を見るために、首が前へ落ちることで首の後ろから背中の筋肉が前へと引っ張られるのを防ぐために緊張した状態が続くことで血行不良が起きると考えられます。

肩こりと言うと、首や肩の問題だけのように見えますが、体と言うのはバランスを保つようにできています。

首が前へ落ちているとそれを支えるために背中や腰にも力が入ります。首だけの問題ではなく、背中や腰にも血行不良が起きていると考えられます。

筋肉と言うのは伸びたり縮んだりすることで血液を送る働きがあります。血液というのは筋肉が動くことでより楽に流れることができます。ですから、筋肉が伸びた状態のまま緊張すると血液の流れもスムーズではなくなります。緊張しているということは筋肉は硬くなっているので、その間を通って流れるにはエネルギーが必要になります。

エネルギーとは何か?ここでは筋肉の伸び縮みの動きになります。筋肉が動いてくれれば血液は問題なく流れやすい。

2.血液は何を運んでいるのか?

色々な物を運んでいますが、ここで注目したいのは「酸素」です。血液と言うのは酸素を運びます。しかし、私たちの呼吸は浅くなってきていると言われています。肺の機能の1/3も使えていない人が増えてきています。

酸素が足りない!

体に酸素が足りないということは、酸素を運ぶ血液の流れも少ないとも考えられます。

私たちの体は酸素が無いと動きません。食事よりも水よりも何よりも酸素が必要です。

考えてみてください。食べなくても数日は生きられますよね?

水分をとれなくても数日は生きられますよね?

食べなかったらすぐに動けなくなるということはないですよね?

では、酸素はどうでしょうか?

酸素を取り入れることができなくなると数分で体の中の機能にダメージが出ると言われています。

訓練を積んでいくとある程度酸素がない状態でも機能しますが…何時間も持つ人というのは少ないと思いませんか?

生きるためには酸素が必要なのに「酸素」に注目することが少ない!

酸素カプセルというのが流行りました。疲労回復を助けてくれる。酸素濃度を濃くして酸素を体内へ届ける。

良く考えると私たちは1/3ほどしか肺を使っていないので、深呼吸したら酸素カプセルに入る以上の効果が見込めそうです。スポーツ選手は肺の機能を120%くらいで使っています。100%使っていたら、それ以上は見込めませんので酸素濃度を上げる必要が出てきますが、肺の機能をほとんど使えていない一般の人でしたら、まずは肺の機能を使えるようにした方が普段の生活から改善されていくと思いませんか?

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3.肺の動きと肩こり

肺を使おうとすると、呼吸を深くする必要があります。

息を吸うことで肺が膨らみます。肺が膨らむということは胸や背中が動きますよね?呼吸を大きくすると胸と背中の筋肉が伸びたり縮んだりします。

肋骨の間には肋間筋という筋肉がありますが、この筋肉も伸びたり縮んだりして肺が広がりやすいように肋骨を少し広げてくれます。

呼吸を大きくしようとするだけで、凝り固まっていた背中と胸の筋肉は動き出します。

筋肉は伸びたり縮んだりして血液を流します。呼吸をすることで胸と背中の筋肉は動き出します。

呼吸をすると肺が膨らんだり縮んだりするので、その周りにある肋骨が動きます。

肋骨が動くとその周りにある筋肉も動きます。

勝手に筋肉が動いてくれます。呼吸をするというのは誰でもやっていることです。この誰でもやっている呼吸を意識して少し深くするだけで肩こりを生み出している背中や肩の筋肉が動き出し血液の流れを良くします。

呼吸を意識するだけで肩凝りを解消することができます。

4.肩や腰の緊張をとる呼吸法

呼吸をすることで筋肉は動き出す。深い呼吸をすることで酸素も全身へ巡りやすくなり血行が良くなるというのが少しイメージできてきましたでしょうか?

呼吸の種類で「胸式呼吸」と「腹式呼吸」というのを聞いたことがありますか?

「胸式呼吸」は胸で呼吸をすること。無意識にしている呼吸はだいたい「胸式呼吸」になります。浅い呼吸は胸式呼吸になることが多いです。

「腹式呼吸」とは、お腹を動かしながら呼吸をすること。息を吸うと勝手に肺が膨らみます。腹式呼吸をするときのお腹は勝手には膨らみません。そして息を吐きながらお腹を膨らますこともできますので、呼吸と連動していません。

腹式呼吸のお腹の膨らみは呼吸と連動していません。自力で動かしています。

お腹が膨らみませんとよく質問を付けるのですが、膨らまないのが普通です

膨らまそうとしなければ膨らみません。そしてこれからいう腹式呼吸は、下腹部・おへその下を意識して膨らまして呼吸をしたい。

腹式呼吸というとおへその辺りを意識して動かしていることが多いです。合唱をしている方にも指導することがありますが、「腹式呼吸できます」と言っていてもお腹って長いので、上の部分だけを膨らましていることが多いです。

「丹田」と聞いたことがあるでしょうか?おへその少し下の辺りにあると言われています。「肚が据わっている。」と言われる「肚」はおへそよりも下の部分になります。

下腹部を意識して膨らませたり、凹ませたりしながら呼吸をすると骨盤が動きます。

下腹部を膨らませて、凹ませる腹式呼吸をすることで体の巡りがさらによくなっていきます。

5.背骨の動き

背骨というのは、背中にある骨です。骨盤が土台で骨盤があって、真ん中に仙骨があります。その上から背骨が始まります。骨盤が動くと上にある背骨も動きます。背骨はまっすぐではなくカーブを描いています。歩いた時の衝撃がダイレクトに脳へ伝わらないように衝撃を和らげるためにS字カーブを描いています。

背骨の上には何がありますか?

背骨の上には頭蓋骨があります。

骨盤から背骨があり、そして頭蓋骨へと繋がっている。背骨の間には神経がたくさん入っています。そして髄液というものも背骨から頭蓋骨に流れていてこの流れが悪くなると体調が悪くなるという感じでカイロプラクティックでは考えていて、背骨を整えることで体の不調を良くするというような治療法もあります。

背骨と言うのは、ただ体を支えているだけではなく色々な働きがあることがなんとなくわかりますでしょうか?

この背骨がずれてきたら、調子も悪くなりやすそうですよね?

肩こりももちろんこの背骨のバランスが崩れると起きます。S字カーブを描いているので、腰のカーブがずれたらもちろん上にもずれが生じてきます。

話しを呼吸へと戻しましょう。

呼吸をすると骨盤も動きます。下腹部を意識して腹式呼吸をすると骨盤は前後へ動きますし、開いたり閉じたりもします。

土台の骨盤が前後へ動くことでその微妙な動きが上へと伝わっていきます。背骨が骨盤に合わせて前後へと動きバランスをとります。

下腹部の腹式呼吸をすることで全身の筋肉が動き出します。微妙な動きですが小さな動きが連動しながら動き出します。

カイロプラクティックの考え方では、頭蓋骨も微妙に動くとされています。ですから、骨盤が開いたり閉じたり、前後へ動くことで背骨へ伝わり、頭蓋骨にも小さな動きが出てきます。

頭蓋骨も呼吸に合わせて動いていますので、呼吸を意識して深くすることで私たちは全身へと血液を巡らせながら歪みを少しずつ調整することもできる。

肩こりの原因は、血行不良だけではなく、バランスが崩れてしまい一定の筋肉に負担がかかってしまい、負担がかかっている筋肉が硬くなることで起きるとも考えらえます。

バランスが崩れていることで起きている筋肉の硬さも、深い呼吸をすることで骨盤が動きながら普段動かさない筋肉が動いてくると少しずつですがバランスをとろうとするのが本能です。

体はバランスをとろうとする「本能」があります。それがずれた状態でバランスをとるのか、元の位置へと戻そうとするのか?の違いはありますが動きやすいようにバランスを取り続けています。

元の位置へと戻そうとする力を発揮させるためにも下腹部の腹式呼吸をすることで骨盤から頭蓋骨まで調整していくことができます。

6.注意点

体に違和感や痛みがあるのに続けるとさらに体のバランスを崩します。違和感や痛みが出たらやめましょう。

何でもやりすぎは良くありません。できるところから少しずつ練習していくとコツがつかめていきます。

無理のないところで続けると色々な症状が緩和しています。

毎朝、下の階へ降りるのに腰の重さと足のしびれがあったけど、朝晩の腹式呼吸で足のしびれが軽くなり下の階へ降りるのが楽になった。 80代女性

頭痛薬が手放せなかったのに、1週間に1,2回しか飲まなくなった。 60代男性

耳鳴りがしていたのが、ましになってきた。60代女性

背中の痛みが和らいだ。 80代女性

肩凝りでマッサージに行っていたけどあまり行かなくなった。 70代女性

などなど、私は高齢者の体操教室をしているのでお声をいただく方は60代以上が多いです。特に70代80代の方からの変化の声をいただくことが多いです。

肩が凝るということは、背中から肩の血流が少なくなっていき流れが悪くなるので脳へ行く血流も少なくなっていきます。脳が酸欠になりますので、ボーっとしやすくもなり頭が良く働かない状態ができます。

酸欠の状態で考え事をしても良い案は浮かびません。

腹式呼吸をするようになってから、イキイキとした表情の方が増えてきます。笑うことが増えたり、やってみようって思えることが増えてきたりします。

免疫力も上がりやすいので、元気になっていく方が多い。

寝たきりの人でもできるのが、呼吸です。呼吸を少しずつ深くすることで体力がついていきます。

最初は3回もできません。

深い呼吸をするということは今まで使っていない体の機能を使うのですごく疲れます

呼吸をすることで全身へ血液を送ることができます。必要な栄養を届けるには血液を送る必要があります。そのためにも呼吸が大切。

体力がなくて呼吸が浅くなっていくので、少しずつ少しずつ呼吸を深くしてみてください。

呼吸を深くすることで、肩凝りだけではなく体の不調を少しずつ改善していくことができいます。

「肩こり」と一括りで凝りがあるとしておしまいにしていますが、肩凝りがもしかしたら内臓の働きが弱ってきているサインかもしれませんし、骨盤がずれてきているサインかもしれません。もしかしたら冷え性が始まっているかも。ストレスがあるのかもしれない。

肩凝りの症状をどこの視点から見るのか?で肩こりが送ってくれているサインも変わってきます。

たかが肩こり、されど肩こり。

肩こりがあるからこそ、呼吸を深くすることで自分の体と向き合う時間ができます。

そしてあなたの中にある可能性に気が付いていける。

無駄に緊張して本来発揮できるはずの力がでないのも「肩こり」が始まりかもしれないですね。

生きていくために必要な「呼吸」へ戻って、深い呼吸をしてみてください。

下腹部を意識しえ腹式呼吸をすると内臓も活性化されていきます。下腹部が膨らんだり凹んだりすることで内臓のマッサージをします。腰の奥にある筋肉が伸びたり縮んだりすることで股関節が動きやすくなります。

肩凝りは背中や腰の硬さにも関係しています。呼吸をして腰から頭蓋骨まで動かすことで体に過度にかかっている緊張を和らげていきましょう。

いつもよりも大きな呼吸であなたの肩こりは改善されていきます。

肩こりだけではなく、あなたの可能性も開花していきます。

この記事の執筆者

井上千花
井上千花
潜在意識コーチ 井上 千花(ちぃ)

20代から引き寄せの法則にはまり没頭するも、なんら人生が変わることが無かった経験から、現実世界を意識すると共に、潜在意識などを1から実践。
さらに、20年以上治療家として1万人以上のセッションを通して「誰でも奇跡を起こすことができる」ことを確信する。現在ではコーチとして活動中。過去の自分のように悩む方のために心と身体のサポートに力を入れている。