お子さんが自分の夢や可能性を信じて生きていけるように。私たちが、伝えられることとは、どのようなことなのでしょうか?

 

こんにちは。キャリア・セラピストAiです。

前回の記事では、ドリームキラーにならない子育ての方法の第1弾ということで、「幼少期における言葉の影響力の大きさ」について、書かせていただきました。

 

今日は、その続きということで、お子さんが自分の夢や可能性を信じて生きていけるようになるために、一体どのようなことに気を付け、どのような態度で接していけば良いのか、ということについて考えていきたいと思います。

まだ、前回の記事をお読みでない方は、ぜひ、先に《コチラの記事》からお読みください。

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4.信じる心を持って接すること

 

では、早速、本題に入っていこうと思うのですが、あなたは「ピグマリオン効果」という言葉をご存知ですか?

ピグマリオン効果とは・・・

教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。 (Wikipediaより)

というもので、批判的な意見もあるようなのですが、

私自身は、あるセミナーでの実験の経験から、この「ピグマリオン効果」肯定派です。

 

その実験とは、ペアで、夢を語るときに「きっと叶う」という思考を持って聞いてもらうことと、「どうせ叶うわけない」という思考を持って聞いてもらうことを試してみるというようなものだったのですが、

実際にやってみると、明らかに、「きっと叶う」と思って聞いてもらっている方が、心地よく夢を語ることができたのです。とてもスムーズに言葉が出てくる感じがしました。

言葉を発するわけでも、それを態度に出すわけでもなく、ただ頭の中で「思う」だけなのに、ここまで相手に影響を及ぼすものなのかと、そのとき、とても驚いたことを覚えています。

 

また、私は子育てをする中で、以心伝心というのか、息子が、私の考えを見透かしたかのような発言をすることが多く、そのことにも、とても驚かされるのですが、

やはり大人に比べて、子供は、そのような心(非言語の部分)を察知する能力が高いのではないかと感じます。

それは、親子なら、なおさらで、いくら言葉や表面上の態度で取り繕ったとしても、親の思考そのものが、子供に与えている影響は大きいのではないかと考えています。

ですから、私たちは、表に出る言葉や態度だけでなく、自分の思考にも、目を向けていかなければならないと思うのです。

 

今までの私自身の経験に照らしてみても、お世辞などではなく、本心から自分の能力を信じてくれているのだと感じられる人がいると、期待を裏切らないように頑張りたいと、いつも以上に努力もできましたし、自分の力や夢を信じることができたように思います。

それは、その人にもっと認められたいとか、そういう気持ちからの努力ではなく、その「信じてくれる気持ち」にエネルギーをもらって、自分を更に高めていけたという表現の方がしっくりきます。

あなたにも、そのような経験はありませんか?

 

私は、これらの経験から、子供の夢に接するとき、「信じる心で接する」ということが、場合によっては、あなたが発する言葉以上に大切になるのではないかと考えています。

あなたがお子さんにかけている言葉は、本心からの言葉でしょうか?

 

信じられないことを無理に信じ込むということではなく、本心から信じられること、すごいと思えることを、そのまま、お子さんに伝えてあげれば良いのです。

それが、お子さんにとっての自信につながり、挫折しそうなときの力の源にもなると思うのです。

 

もしも、短所ばかり目について、うまく見つけられないというときは、ぜひ、その短所をひっくり返してみていただきたいと思います。

短所の裏には、長所が必ず隠れているはずですから。

 

5.「楽しく頑張る」経験の芽を摘まない

 

さて、ここで少し思い出してみて欲しいのですが、あなたが子供だった頃、あなたにとって、親や先生といった周りの大人たちは、どういう存在でしたか?

絶対的な存在だったのではないでしょうか?

今考えれば、理不尽なことでも、当時は身近な大人が言うことは絶対で、疑うこともなく、そういうものなのだと信じ込んでいませんでしたか?

 

前回の記事でも書かせていただきましたが、そう考えると、今のあなたの言葉が、お子さんにとって、どれほど大きな影響力を持つのかということが、お分かりいただけるのではないでしょうか。

かつて、あなたが感じたのと同じように、あなたの言葉は、幼いお子さんにとって「絶対」であり、それゆえ、あなたの一言が、一瞬にして、お子さんの自信を傷つけ、夢を奪ってしまうこともありうるのです。

 

もし、夢を抱いた段階で、誰かの批判的な言葉や態度から、その夢が閉ざされてしまったとしたら、子供たちは、自分が決めた目標に向かって頑張るという努力の機会まで奪われてしまうということになります。

それは、大人から与えられた目標ではなく、自分の心が喜ぶ目標に向かって頑張るという機会です。

 

やりたいことどころか、好きなことすら分からない、そんな大人も多い中で、どんなに小さなことであっても、「コレに挑戦したい!」そう思える何かが見つかること自体、素敵なことだとは思いませんか?

例え、思うように叶わなかったとしても、目標に向かって頑張ることができたという経験自体が、その子の自信になり、財産になります。

 

そして、子供の頃に頑張ったことというのは、大人になって広く社会と触れるようになったとき、人よりちょっとできることとして、意外な場面で役に立ったり、新たな経験と組み合わさって、その子のオリジナルの魅力を形作ったりするのです。

ある1つの分野で特別秀でていなかったとしても、ちょっと得意なことが、いくつか掛け合わさると、そこに独自の世界観が生まれます。

 

今は、それぞれが、それぞれの世界観で勝負できる時代です。「努力=苦しいこと」ではなく、かつて「好きなことを楽しく頑張った経験」この経験が、仕事においても活きてくる時代なのだと感じています。

何も、その分野でトップになる必要はないのです。ちょとできることの掛け合わせ、これが将来、お子さんの仕事になることだって、十分にあり得ます。

ですから、そんな大切な芽を、そして、「楽しく頑張る」経験をする機会を、「無理」とか「難しい」といった些細な言葉で摘まないように、気を付けていただきたいと思います。

 

6.見える世界を広げ、選択肢を増やしてあげること

 

ここまで、お子さんのドリームキラーにならないために、気を付けることを中心に考えてきたのですが、最後に、お子さんの夢や未来を応援する立場として、私たち大人が、どんなサポートができるのかということについて、考えてみましょう。

これまでの内容からも、サポートのヒントは見つかるかと思うのですが、少し視点を変えて、私が、大人である私たちだからこそできることとして、1番に挙げておきたいのは「視野を広げ、選択肢を増やしてあげること」です。

 

どういうことかというと、

例えば、サッカーに関する仕事が、活躍しているプロのサッカー選手だけではないということは、私たちには容易に想像がつきますよね。(とはいっても、きっと、その業界の素人である私たちに見えているのも、ごく一部ですが。)

しかし、子供たちの目には、その道しか見えていません。

 

「サッカーをやっているから、将来は、サッカー選手になりたい!」

それも、もちろん良いのですが、私たち大人にできることは、そんな子供たちに、自然な形で、そこに関わる人たちのことを教えていくことではないかと思うのです。

それは、サッカー選手になれなかったときの保険という意味あいよりも、その子が、より自分の得意なことや才能を活かせる分野、そして自分の可能性を知るきっかけにもなりますし、

サッカーに打ち込みながら、その背後で、どれだけの人が、そのサポートをしているのかということに目を向け、感謝をすることができるようになるということもあるでしょう。

 

1つの仕事、1つの商品、1つの食べ物の後ろに、どれだけの人の努力があるのか。それを想像し、感謝できる力をつけられるように、導くことは、とても大切なアプローチだと思います。

 

夢に向かって走りだそうとしている子供たち、すでに夢に向かって打ち込んでいる子供たちに、私たち大人にできることというのは、「子供を信じること」そして、「見える世界を広げ、選択肢を増やしてあげること」なのではないでしょうか。

夢は、もちろん途中で挫折してしまったり、変わることもあるかもしれません。また、小さい頃から持っていなければならないというものでもないと思います。

 

ただ、夢が見つかったとき、そして挫折してしまったときにも、「自分自身を信じられる心」と、「幅広い視野に基づく職業観」これが、子供たちの未来を支えてくれるのではないでしょうか。

そんな力を、子供たちとのかけがえのない時間の中で、少しずつ育んでいけたら良いですね。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

この記事の執筆者

キャリア・セラピスト Ai

キャリア・セラピスト Ai
キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。