「子育てにどんな意味付けをするのか?」そこに正解は、あるのでしょうか?もし、あるとするなら、それは一体どのようなことなのでしょうか?

 

こんにちは。キャリア・セラピストAiです。

今日は、先日の記事に引き続き、「子育ての具体的な意味付けについて」というテーマで、お届けしていきます。

内容的に、前回の記事からお読みいただいた方が理解しやすいと思いますので、まだ、お読みいただいていない方は、ぜひ、こちらから読んでみてくださいね。

→→前回の記事

 

では、さっそく、『子育ての具体的な意味付け その②』から見ていきたいと思います。

 

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3.意味付け その②【過去の自分の心を癒す】

 

あなたは、インナーチャイルドという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

日本では、「内なる子供」とも訳されます。単純にいえば、大人になった、あなたの中に、今もなお存在する《子供の頃の記憶や心、感情》です。

 

このインナーチャイルドが「癒し」というキーワードと共に語られることが多いのは、あなたの上手くいかない現実や、訳もなくあふれ出す不快な感情など、そういった現在の問題に、未だ癒されていない《子供の頃の心の傷》が大きく影響していると考えられているからです。

 

心の傷から、自分自身を守るため、私たちは、その傷に蓋をしてなかったことにしてしまいます。

そうやって、見て見ぬふりをされた傷は、癒されることもないまま、あなたの心の中に存在し続けているのです。

 

私は、この《子供の頃に傷ついた自分を癒す作業》、これを子育てをしながら、やっているのだなと感じることがあります。

 

例えば、親の愛に気づくということ。

 

愛の表現方法は、人それぞれ違います。ある人は、抱きしめることで愛を表現するでしょうし、ある人は、言葉で表現します。また、ある人は、不自由な暮らしをさせないことを愛の表現だと思っているかもしれません。

そして、何を愛と感じて受け取るかも、同様に人それぞれなのです。

 

ですから、もし、あなたの心が求めている愛情表現と、親の愛情表現の形が違っていたら、あなたはそこに「愛」を感じられないかもしれないのです。

 

人は、自分がしてほしいと思うことを、人にしてあげたいと思う傾向があるようです。

 

私が、それを知ったときに、ハッと気づいたことがありました。

 

私が息子にしている1番の愛情表現は「抱きしめて、生まれてきてくれたことへの感謝を言葉で伝える」ことだと思うのですが、「あぁ、私はもっと抱きしめられたかったし、言葉で愛を伝えて欲しかったんだな」ということを、このとき初めて認識できたのです。

 

もちろん、母も幼い頃には、抱きしめてくれたことだってあったとは思うのですが、それは既に私の記憶にはなく・・・。

おそらく、あまり言葉で感情を表現することが得意なタイプでもないので、私はずっと満たされない想いを感じてきたのだと思います。

 

決して愛情がなかったわけではないのだろうと思いながら、その表現の淡泊さにずっと物足りなさを感じてきたのです。

 

でも、こうして今、息子を育てるようになって、私が当たり前のように生まれて、当たり前のように大きくなったこと。

それが実は、全然当たり前なんかではなく、両親や周りの人たちの愛情と努力の上に成り立っていたのだということに気づくことができました。

 

当たり前のように、毎日出てきた母の手料理。

私や弟がアトピーだったので、食材にも気を使い、天気が良い日には布団を干し、掃除機もきっちりかけ、アトピーに良いというものを聞けば試してみる。

 

その「当たり前」が、実は母の愛情表現そのものだったんだなと気づくことができたのは、自分が子育てをするようになったからこそだと思います。

 

疲れていても、子供のために料理をすること。自分の体調が悪かろうと、子供にだけは、ご飯を食べさせないといけません。

子供がいると、しんどいからといって、目を離して身体を休めるために寝るというわけにもいきません。

 

長い人生の中で見れば、ほんの短い期間かもしれませんが、自分の時間の多くを子供のために使う毎日。

その大変さは、愛がなければ乗り越えらえないものだと、身をもって感じることができたのです。

 

確かにそこに「愛」があったことを実感できたとき、私のどこか満たされなかった気持ちも昇華されたような気がします。

 

また、自分の子供に、自分の幼少期を重ね、追体験することで、思い出す心の傷もあります。

子育てをしていなければ、思い出すこともなかったような心の傷が、急に浮上したりするのです。

 

でも、そういうときは、その傷を癒すチャンスと捉えてみてください。

 

例えば、幼い頃、身近な人から言われた言葉による心の傷。

それは、本当に刃のような言葉だったのでしょうか?確かに、当時のあなたは、そのように感じ、深く傷ついたかもしれません。

 

しかし、大人・親として、「幼い子供」に接しながら、その言葉の背景やそれを発した人の立場を感じてみるとき、当時とはまた違った見え方をすることがあります。

 

その言葉に傷ついたあの頃より、たくさんの経験を積み、はるかにたくさんの知を得た《あなた》は、また違った角度で、その言葉を捉えることができるようになっているのではないでしょうか?

捉え方が変わることで、癒える傷もあります。

 

お子さんを育てながら、何か過去の感情や想いが浮上したときには、ぜひ、当時とは違うあなたで、その想いに向き合ってみていただきたいと思います。

 

4.意味付け その③【フィルターを外して見える世界を知る】

 

私たちは、生まれてから今までの成長過程で、周囲の大人たちや社会に影響され、たくさんのフィルターを身につけながら、大人になりました。

そして、そのフィルターを通して見える世界を、当たり前のものとして、生きています。

 

しかしながら、例えば、「夢は頑張れば叶う」と言われて育った子どもと、「夢を叶えられるのは、特別な人だけ。あなたには無理よ」と言われて育った子ども。

両者の信じる世界が違うことは、容易に想像できるのではないでしょうか?

 

この例は、極端かもしれませんが、私たちは、生まれてからこれまでに、たくさんの自分フィルターを、無意識に作ってきたはずです。

それは、大人から教わることだけではなく、自分の心を守るために形成されることもあります。

 

例えば、世界を歪めて定義づけすることで、愛されている実感を得るといったケースです。

それが偏った愛のカタチであったとしても、そうして愛を感じることでしか、自分を守れないこともあるのです。

 

そのようにして形成された、この「フィルター」のことを言い換えるなら、「固定概念」という言葉が近いでしょうか。

 

この自分フィルター自体は、悪いものというわけではありません。このフィルターがあるから、あなたが守られているということもありますし、個性や自分の世界観が成り立つとも言えるからです。

 

そう・・・悪いものではないのですが、時にこのフィルターによって、この世界の、あなたにとって大切な部分が見えなくなってしまうこともありうるのです。

 

先ほどのケースでいえば、歪んだ愛のカタチを真の愛情だと思い込んだまま大人になり、パートナーや身近な人からの愛をうまく受け取ることができない場合などです。

 

そんなとき、子供たちが、この自分フィルターを外して世界を見ることの手助けをしてくれます。

 

特に小さな子供たちに接していると、その何の先入観も持たない切り口に、驚かされることも多いのではないでしょうか?

「子供の発想力ってスゴイ!」そう感じることも多いですし、「なんて斬新な考え方なんだ!」と感動すら覚えることがあります。

でも、その驚きや感動は、裏返せば、大人になるにつれて、私たちの視野が狭まってきた証拠とも言うことができます。

あなたも、かつては小さな子供であり、元々は、そんな風に自由な発想ができたはずなのですから。

 

子供を育て、日々、接していくという行為は、私たちが、固定概念にいかに縛られて生きているかを教えてくれます。

 

何の先入観も持たない子供たちに、命を守ること、生きていく上で大切にしてほしいこと、そして、その子の可能性を広げてくれるであろうことを教える。

そして、自由になることを、子供たちから教わる。

 

現実を変えることは、そう容易ではないかもしれませんが、頭の中に思い描く世界は、あなたの意志ですぐにでも変えることができるのです。

 

子供と一緒に、もっと自由に、この世界を見てみること。それは、あなたがとっくの昔に忘れてしまっていた世界を映し出し、大切にしたかった想いを思い出させてくれるかもしれません。

 

5.最後に

子育てに正解はないというように、子育てにどんな意味付けをするのか、そこにも、正解はないのだと思います。

 

でも、もしも、ただ1つ正解に近いものがあるとすれば、それは、「あなたにとって、子育てがもっと楽しくなったり、もっとあなた自身のためになると思えるような意味」を見出すということなのかもしれません。

 

楽になるために、楽しくなるために、自由になるために、そして、より成長した《あなた》になるために、《あなた》にとっての子育ての意味を考えてみませんか?

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

この記事の執筆者

キャリア・セラピスト Ai

キャリア・セラピスト Ai
キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。