アトピー性皮膚炎にお悩みのあなたに。特効薬探しの日々を送っていませんか?
こんにちは。キャリア・セラピストAiです。
この『日刊こころ』で、私からお届けしたいテーマのひとつに【アトピー性皮膚炎】があります。
私自身、生まれてすぐアトピーと診断され、ステロイドを使ったり、脱ステロイド(以下、脱ステ)を経験したり、良くなったり、悪くなったりしながら、長年悩み続けてきました。
それが、なぜか薬も使わないのに落ち着いた20代半ば、それから7年たち、なぜか再発した2年前。
再発後、頼る人も近くにいない中で、子育てをしながら、試行錯誤しつつ、アトピーと向き合う日々。精神的におかしくなりそうだった孤独な時期を経て、今、また、ようやく、うまくアトピーと付き合うことができるようになってきました。
本当に大変な時期ではありましたが、この2年で、私が、気づき、感じ、学んだことというのは、とても大きいなと感じています。そんな私だからこそ、今、アトピーで苦しんでいるあなたに伝えられることを綴っていきたいと思います。
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1.アトピーに効果的なものは何か?
この記事にたどりついてくださった、あなたは、もしかしたら、「アトピーに効く」何かをお探しかもしれませんね。
私も幼い頃から、「アトピーに良い」と言われるものを、相当な数試してきました。当時は、今のようにインターネットも普及していませんでしたから、口コミで良いと耳にしたものを、両親の言われるままに、それはもう、片っ端から。水やら、ローションやら、消毒やら、サプリやら・・・。皮膚科も何軒も訪ね歩きました。
大人になってから、再発したときも、やはり、気がつけば、インターネットで、アトピーの特効薬を探し求めていたように思います。
しかしながら、今まで試してみて、劇的に効いたというものは、ステロイド(外用)以外、巡り合えたことがありません。せいぜい、少し良くなったかな、という程度でした。私の場合は、飲み薬の抗アレルギー剤も、あまり効果がないようです。
ただ、これまでの人生の中で、薬や何かに頼るわけでもなく、良くなった時期が何度かあって、また再発したと思われるきっかけを振り返っても、どうやら、「アトピーと心」の関係は大きそうだと感じています。
実際、2年前に再発したアトピーも現時点で、完全によくなったわけではないですが、自ら心をケアすることで、以前よりだいぶ落ち着きを取り戻しました。
私だけでなく、心と向き合うことで、アトピーの症状が改善したという事例は多くあります。
「自分の心と向き合うこと」
それは、手あたり次第に、アトピーに良いと言われるものを試すより、あなたのアトピーに、よっぽど効果があるかもしれません。
というわけで、これまで、アトピーに関しては、独学で色々と学んできましたし、ちまたでアトピーに良いと言われるものを色々試してきた経緯も、ありますが、
『日刊こころ』では、主に【アトピーと心】という観点で、アトピーへの向き合い方、心の持ち方、捉え方を、お伝えしていきます。
少しでもあなたの心が軽くなり、アトピーの症状が軽減するような記事をお届けしていきたいと思います。
2.食事制限と心
以前アトピーに悩まされていた頃と、再発後では、私のアトピーへの向き合い方に大きな違いがあるのですが、特に大きな変化として、「体質改善」に着手した、ということがあります。
(現在、私は、「食事」と「台湾式の足もみ」による体質改善、「心のケア」を軸にアトピーと向き合っています。)
アトピーの原因といわれているもののひとつに、腸内環境が挙げられます。以前の私が、なんとなく知っていながら、無視していたことです。当時は、高校や大学、遊びたい盛りのお年頃だったので、「アトピーなんて消えてほしい」と願いつつも、お菓子や大好きなカクテルを我慢するなんて、考えられませんでした。
これは、再発した直後も同じで、妊娠中に増してしまった食欲が、産後も抑えきれず、安易な考えで、薬でなんとかしようとしていました。
そんな私に転機が訪れたのは、再発から1年たった夏のことです。ある日、突然みぞおちが痛くなり、原因が分からず、数日様子を見ているうちに、少しでも食べ物を口にすると、激痛というところまで悪化してしまいました。
子供はまだ3歳。膵炎だと判明するまでの日々は、もっと重い病気を想像しては、本当に不安に押しつぶされそうでした。
結局、検査の結果、膵炎に加え、逆流性食道炎や胃炎も起こしており、それを機に、ようやく重い腰をあげて、食生活を見直すことにしたのです。(幸い、膵炎や胃の不快感は、処方薬でわりと早い段階で良くなりました。)
本当は、ここまで身体が悲鳴をあげる前に、気づいてあげるべきだったのですが・・・。
それからは、3日断食にもチャレンジしたり、とにかく、たんぱく質を控えて無農薬・有機栽培の野菜をしっかりとることを心がけるようになりました。
食生活の見直しにあたり、毎日毎日、インターネットで膵炎とアトピーに良い食事、効果的な栄養素を検索する日々。そうすると、出てくる出てくる、食べると良くないものの山。調べるほど、結局「何も食べられるものないじゃん」と落ち込んだり・・・。
ある人が、アトピーに良いと言うものを、ある人は悪いと言う。例えば、玄米が良いという方がいる一方で、アトピーの人の弱った胃腸では玄米は消化できずに、身体の負担になるだけだという方もいる。
もう、何が真実か、何を信じれば良いのか本当に分かりませんでした。
時を同じくして始めた、脱ステの壮絶な精神状態の中、半ば意地で、かなりの粗食と栄養不足を補うためのサプリだけ、そんな生活をした頃もありました。
でも、今は、あることに気づき、食事制限もほどほどにしています。甘いものがほしくなったら、我慢せずに食べる日もあります。
そのあることとは、何か?
それは、食事制限にとらわれることで、いつの間にか、常に、原因探し、敵探しをしながら、毎日を過ごすようになっていたということでした。
ちょっと症状が悪化したら、もしかしたら、昨日食べたアレが悪いんじゃないかと考える。そして、自分を責める。食事に楽しさなんて、微塵もありません。そして、好きなものを我慢するストレス。友達とのランチも行けない生活。
そんな生活、幸せなわけないですよね?でも、「アトピーを治すためなら、仕方ない!」
あなたは、そう思えますか?もしも、本当に心からそう思えるのならば、それも1つの選択肢です。
でも、私は、苦しくて、その状況を続けることができませんでした・・・
3.「期限」について考えてみる
食事制限に関しても、人それぞれ考え方は、違って当然、違って良いと思います。ただ、選択をする上で、ぜひ意識していただきたい考え方として、「期限」を考えてみるということがあります。
私にとっても、もちろん、アトピーが早く治れば、それほど嬉しいことはありません。しかし、考えてみたら、私の場合は、それほど急ぐ理由もなかったのです。
あなたは、どうですか?
「なんとしてでも早急に治したい!」という事情があったり、その強い意志があるのであれば、徹底的に、あなたの身体にあう正しい食事制限をすることは、腸内環境の改善に、非常に効果的ではないかと思います。
ですが、もし、私のように、期限にとらわれない考え方ができる状況なのであれば、食生活も、薬の量も急激に変えるのではなく、少しずつ改善していく方が、精神的な負担は少ないです。
ダイエットと一緒で、急激に我慢しても、どこかで限界がきて、リバウンドをしてしまうのでは、意味がありませんよね。
これはアトピーに限った話ではありませんが、何かを急に変えると、それを元に戻そうとする力が働くのです。
それをホメオスタシス(恒常性)というのですが、この元に戻そうとする力に屈さず、変化していくためには、少しずつ変えていく、少しずつ「当たり前」のレベルをあげていくというのが、とても有効なんです。
今、もし、あなたが、いろんなことを我慢して、制限を自分に課しながら、まるで修行のごとくアトピーと闘っているなら、どうしても、「今すぐ」でなければならないのか?
そこを、ご自身に問いかけてみてほしいと思います。
今、味わえる幸せを、少しずつ味わいながら、少しずつ良くなっていくのじゃダメでしょうか?
4.心と相談しながら、選択する
選択肢って、実はいくらでもあるんです。心に余裕がないときというのは、視野も狭くなってしまいがちです。
「未来の幸せのために、今我慢する」という選択肢がある一方で、「今できることで幸せを感じながら、少しずつ幸せレベルをあげていく」という方法もあります。他の選択肢もあるかもしれません。
アトピーの症状を改善していこうと思ったら、食事も重要、心も重要、です。
食事制限を重要視するあまりに、心が疲弊してしまうので意味がありませんし、好きなものをいっぱい食べて、一時的に心を満たしたからといって、そのあと後悔の気持ちでいっぱいになってしまうなら、それも本当の意味で心を満たしたとは言えません。
その逆に、厳しい食事制限で食べ物を我慢したとしても、そうやって頑張れている自分に自信を持って、健康的な身体やオシャレを諦めなくて良い未来を想像しながら、穏やかな気持ちで過ごせる、ということもあるのです。
何が正解ということではなく、大切なのは、「今、あなたが何を選択したいのか?」そして、「それを選択した結果、あなたの心の状態がどうであるのか?」ということなのだと思います。
アトピーの特効薬を探し求める前に、日々の食事と、あなたの心の状態を見直してみませんか?
次回は、引き続き、アトピーと心のケアについて、そして、「ステロイド」に対する考え方について、お届けしたいと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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この記事の執筆者

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キャリアカウンセリングを学び、国立大学での就職支援、 大手企業での人事教育の仕事を経験。その後、心・精神への興味から、カラーセラピーやヒーリングを学ぶ。
仕事だけでなく、子育てや趣味など「生き方」そのものが「キャリア」であると位置づけ、『より自分らしく、楽しく生きる人』を増やすため活動中。4歳の男の子のママでもある。
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